本例会「青年経済人のためのチームビルディング」は本来３月に実施する予定でしたが、同時期に感染が広がった新型コロナウイルスの影響により、小金井青年会議所初のオンライン例会として６月に開催されることになりました。これはファシリテーターをお願いしていた菅谷宏一氏（「すがや対話工房」代表）からの提案が発端であり、経験豊富な同氏のサポートがあったからこそ、初の試みでありながら通常例会に遜色のない運営が実現したものです。新しい生活様式の実践を社会全体が模索する今、青年会議所としても意義のある取り組みになったと考えています。

当日はオンライン例会に慣れていないメンバーも気軽に参加できるよう、内容をやや簡略化し、本年度のスローガンである「報恩謝徳」をテーマにしたワールドカフェを行いました。

スローガンや所信の下に一体感を高めることはチームビルディングの基本でありますが、多くの人が苦しい思いをされている社会情勢だからこそ、本年度理事長が掲げる「報恩謝徳」は皆の胸に響いたのではないかと思います。恩を感じる対象としては家族を挙げるメンバーが多くいた一方、コロナ禍で改めて会社や仕事に感謝の気持ちを持つようになったと話す人もいて、近況にも触れながら新たな一面を知る良い機会となりました。その後は青年会議所らしく、恩を返すためにどのような活動ができるか様々な考えを出し合いました。久しぶりに顔を合わせるメンバーと笑顔で話ができたことが何よりの収穫でした。

本例会を嚆矢としてオンラインの活用が更に発展し、「通常例会に遜色なくできる」から「オンラインでなければできないことができる」ようになれば、例会の可能性を大きく広げることになると期待しています。