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理事長所信

実践躬行
~一歩進んだ明日へと~

第51代理事長 三笠 新太郎

 

はじめに

私たち小金井青年会議所は、初代理事長の関口弘治先輩をはじめとする先輩方の熱い想いにより、1974年3月21日に全国で557番目の青年会議所として誕生し、昨年2023年には、設立50周年を迎える事ができました。変わりゆく環境の中で、時代の波にのまれることなく、半世紀にわたって小金井青年会議所が存在しているのは、小金井市長白井亨様をはじめとする行政関係者の皆様、小金井市内関係諸団体の皆様、東京ブロック協議会内各地会員会議所理事長をはじめとするメンバーの皆様、そして小金井青年会議所シニアクラブ会長関根吾郎先輩をはじめとするシニアクラブ先輩諸兄姉のおかげと深く感謝し、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
私たち小金井青年会議所は、本年度も引き続き地域の課題解決、地域のリーダーの育成に取り組み続けて参ります。

実践躬行

「実践躬行」とは、理論や信条などを、自身の力で実際に実行してみることです。どんなに良いアイデアを持ち、良い事業を計画しても、実行しなくては空論に終ってしまいます。1 年間という単年度で組織が変わる青年会議所では、同じメンバーで活動する時間は限られており、その中で結果を残していかなければなりません。自ら行動に移しそこで得た経験は、たとえ失敗したとしても後に自分の財産となります。うまくいくかどうかわからなくてもまずは、行動を起こしてみる事が大切です。
私自身も青年会議所に入会した当初は何をして良いのかわからず、委員会や例会、各種大会に足を運ぶ事への不安もありました。しかし、参加してみるとそこには仲間がいて、温かく迎え入れてくれました。
当初は、与えられた作業をこなしていくことだけでしたが、仲間と過ごす中で、意見交換を活発に行い、社会課題を解決し持続可能な地域を創造する青年会議所の運動を徐々に自分事として捉えることができるようになり、行動に移していくように意識が変化していきました。
メンバー一人一人が与えられた機会に自ら踏み出して、参加する事からもう一歩進んで、自分自身の成長・発展のため、より良い地域を創るため行動を起こせる人になることを願って「実践躬行~一歩進んだ明日へと~」を本年度のスローガンとさせて頂きました。

住みやすいまちづくり

私は、小金井市で生まれ育ちました。小金井市は、住みやすいまちだと感じておりましたが、先輩から小金井市の課題を問われたとき、小金井市の課題について答えることができませんでした。
今から約4年半前、2019年9月首都圏に甚大な被害をもたらし、記録的な暴風となった台風15号が発災しました。当時私は、東京ブロック協議会インフラ防災委員会に出向しており、現地がどのような状況になっているか分からないまま、救援物資を持って千葉県の館山に支援に向かいました。はじめて訪れた土地でしたが、明らかに変わり果てた姿を目の当たりにし、改めて自分たちが当たり前に暮らしていたまちが一瞬にして変わり果ててしまう災害の恐ろしさについて考えさせられました。
年々、地域コミュニティの希薄化が進む小金井市で、地域社会開発を行う団体の一員として何ができるのか、そして何をすべきなのかという事を考え、どのような小さな課題でも日々意識するきっかけとなりました。
他の地域と比べたとき、小金井市は防災の観点から見て差し迫った大きな脅威がないように思えるかもしれません。しかし、比較的安全と思われる現状にあぐらをかいて準備を怠れば、いざ大きな災害が起こったときにしかるべき行動ができなくなってしまいます。
災害による被害が少ない事は、全世界共通の願いです。小金井青年会議所という団体として、どう動くべきなのかという点については、ここ数年後回しになっていた課題でもあります。地震・ゲリラ豪雨・台風といった自然災害の発生頻度は、今まで以上に多くなっています。今一度、メンバーと共に安心して住める災害に強いまちとは何なのかを考え、どんなときでも住みやすいまちづくりを進めて参ります。

JAYCEEであること

ることで地域の発展に献身し、日々課題に取り組んでいます。2020年から流行が始まった新型コロナウイルス感染症によって社会の様相が一変したときもその状況の中で課題を抽出し、小金井フードドライブ事業やカモン こがねいキャンペーンといった社会のニーズにあった事業を創り出して参りました。常に時代の変化に対応し、想いを持って創った事業を通して地域に貢献できたことは、小金井青年会議所の財産となりました。
しかしながら、どんなに良い事業を行っても、それを必要とする人に情報を届けることができなければ、課題の解決は遠のいてしまいます。
現代はあらゆる情報が溢れていて、青年会議所とはどのような団体なのか、どんな活動をしているのか、それ以前に存在すら知らない方も多くいるのではないでしょうか。
青年会議所の運動と地域の皆様にとって有益な情報を地域へ向けて幅広く発信することで、多くの方々へ周知できる組織へ発展させていくことがより重要になってきます。伝えるべき情報が多くの人々に届くよう、情報の発信力を強化し、より地域で必要とされる小金井青年会議所を目指します。

仲間づくり

20歳から40歳までの限られた年代でしか活動できない組織だからこそ、会員拡大は青年会議所運動を推進するために必要不可欠です。そのことを理解していないメンバーは、少ないと思います。青年会議所を知ってもらい、賛同を得て入会してもらうことは、情報が多様化した社会においては、難しくなってきているのかもしれません。
そのような中でも、人数を増やしている地域団体が数多く存在します。沢山のメンバーを集めた方からの助言は、シンプルです。楽しいから来る、その一言に尽きます。楽しいばかりが青年会議所活動ではありませんが、入会候補者に仲間になるメリットを伝え、共に活動できる人財を増やしていかなければなりません。
小金井青年会議所という団体への入会がゴールではなく、入会してからがスタートであり、新しい仲間と共に地域社会に貢献できる団体を目指して、同じ目標に一丸となって歩みを続ける小金井青年会議所を引き続き継続して作って参ります。

出向の機会

青年会議所には、公益社団法人日本青年会議所の本会他、公益社団法人日本青年会議所関東地区協議会、公益社団法人日本青年会議所関東地区東京ブロック協議会への出向する機会があります。さらに、世界中の仲間と知り合い活動を共にできる国際青年会議所など、青年会議所は希望すればどの地域のどんな人とも同じ価値観を共有し、運動を進めることができます。
また青年会議所だけでなく小金井市内の行政の審議会や地域団体へ出向する機会も得ることができます。
事業の規模や与えられた役割は異なりますが、それぞれの立場に合わせ、目的に向かって事業を構築する事はとても良い経験となります。普段の生活や仕事では関わる事の少ない立場の人と出会う事で自分自身の視点が変わり、人脈が広がります。
他の地域のメンバーや外部団体と協力して、一つの事業を創る達成感は勿論、各地会員会議所メンバーとの情報交換は、貴重な財産となっていきます。
小金井青年会議所がより良い組織になる為に、一歩進んで様々な役割を経験する事で、今日の自分より成長して小金井青年会議所に戻ってきて貰いたいと思います。

結びに

小金井青年会議所メンバーは、地域社会の発展に献身し、共に課題に立ち向かい、持続可能な未来を築く使命を担う存在です。小金井青年会議所に在籍しているメンバーが、活動に誇りを持ち、青年会議所の会員として、活動して良かったと思える組織であることを願います。
先輩方の歩んできた足跡を大切にし、100周年を迎える新たな時代に向けて、小金井青年会議所の価値を考えて、地域社会への奉仕を続けてまいります。
皆様とともに、未来への挑戦を共有し、小金井市の発展の為に、日々問題意識を持って、青年会議所運動に取り組んでまいります。
実践躬行のスローガンを胸に、自らが先頭に立ち、現状よりも良い社会になるよう、メンバーと共に行動に移してまいります。
皆様の更なるご指導ご鞭撻を心からお願い申し上げて、2024年度小金井青年会議所第51代理事長としての所信とさせて頂きます。1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。

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